地車見学

2001.07.15 八尾市神立
八尾市の生駒山腹に鎮座する玉祖(たまのおや)神社の宮本地車である。
製造後何度かの修理を経て、そのたびに彫り物付け加えおよび彫りなおしが行われたようだ。
小松源助(岡村平次郎)とその先代源助の彫が入り混じっていると思われる。
特徴としては、高欄はめ板には、朝鮮征伐が、下高欄はめ板には、日清戦争の図柄と時代を反映させる彫り物が入っており、幕地車ではあるが製造にはかなりお金を投入したものと思われる。
また、地元の人の話によると、太鼓台と共に地車が昔は曳行されていたそうで、あの坂道を登り下りする地車の姿を想像すると曳行復活が待ち望まれる。
2001.07.15 八尾市服部川
服部川八幡宮に据え置きとされている地車である。
この地車はどこの地車の話にもあるように溜池に落ちそれから曳行を中断しているそうでる。
今年、清掃と簡単な補修を施し飾りつけされた。
特徴としては、下の写真にもあるように木鼻の獅子が舌を出し鼻をなめたりしている図柄が面白く、また、幕地車であるにもかかわらず隅障子がついているという面白い形態である。また、前柱に竹の模様がほどこされ他の地車と差別化をはかったのではないかと思われる。この地車も大修理を待ち望まれるところだ。
2001.07.15 八尾市垣内
だんじり彫刻の美などによると元柏原市の恩地小路の地車らしい。
数年前に彫忠にて修理か。
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