地車見学

2000.10.21 奈良県田原本町南垣内
擬宝珠高欄の典型的な堺型の地車です。

三枚板は中国物で1枚は、歌川国芳の浮世絵「水滸傳豪傑百八人之壱人」のうち張順を三枚板にあらわしてある。

2000.10.21 奈良県田原本町市場垣内
彫物総てが一時代前の彫物形態です。三枚板は三国志で統一。三枚板正面は縁鬘部分まであり勾欄は小屋根で切れたような形になっている。河内長野三日市北部のような感じである。

2000.10.21 奈良県田原本町寺内
これは一品、大和型といわれる段差の縁鬘ではないが、香芝町下田や柏原市本郷と相通じるものがある。書きづらいが、大屋根下の舞台を支えている(縁隅木)のがはすかいに作られているのが特徴的でまたその棒を支えている持ち送りの彫も波と同じである。この地車は三枚板及び小屋根車板裏面に”大阪安土町三丁目 細工師 服部清七 彫 藤原満朝”の墨書があり彫又のものではないが随所に同じコンセプトで作成した後がうかがえる。三枚板(

2000.10.21 奈良県田原本町前田
三枚板は中国物、三国志か?鬼板、三枚板とも古い地車の形態を持っている。下勾欄が後ろまである。

2000.10.21 奈良県田原本町西北
當麻町當麻などと同じような型の地車。彫は彫又っぽい。

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